あだこ是一部片,女に裏切られて以来、世を捨てて生きる小林半三郎(林与一)のもとに、あだこと名乗る娘(吉永小百合)が現れた。半三郎は、友人の曽我十兵衛(新田昌玄)が差し向けた下女と考えて、なすがままに身の回りの世話をさせた。あだこは、掃除から食事のことまで、こまめに働いて半三郎につくした。時は流れたが、あだこの献身ぶりは変わらなかった。半三郎はすべては十兵衛のさしがねだと思い込んでいたがそうではなかった。