うたのはじまり是一部片,20歳で補聴器を捨てカメラを持ち、“聞く”ことより“見る”ことを選んだ齋藤。彼は幼少期に対話の難しさや音楽教育への疑問にぶち当たり、「うた」を嫌いになってしまった。しかし、同じろうの写真家である妻・盛山麻奈美との間に聴者の息子を授かった齋藤は、自分の口からふとこぼれた子守歌をきっかけに、嫌いだった「うた」と出会っていく。