憂なき男たちよ 快楽に浸かるがいい。是一部片,地方の寂れた町で起きた男たち3人の不審死事件を追うしがないルポライター・木嶋。美里というスナック勤めの女が怪しいとされていたが、立件には至っていなかった。木嶋はゴシップ的にエロを交えて適当に記事をまとめあげるつもりで彼女に会うことにした。 スナック「ほたる」で会った美里は、開店前にママの弥生から聞いた「男にだらしない、嘘つきな女」とは裏腹に、どちらかというと楚々とした女だった。美里はどうせ自分を疑っているのだろうと言い、あれは全部自殺だと話した。木嶋は彼女の話が腑に落ちなかった。収穫もなく帰るところで、美里は何か欲しいと言い、木嶋のポケットから出てきたリップクリームを手にすると、唇がカサカサになったら取りに来てと言った。 木嶋は美里の家を訪ね、同居する男たちとの奇妙な関係を知り、事件の真相を追っていくが…
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