松本清張の書道教授・消えた死体是一部片,さびれた呉服屋の店先に並ぶ品名札の美しい文字に魅せられた銀行員・川上克次。やがて主人を喪い店をたたんだ未亡人・勝村久子は、別の場所でひっそりと「書道教授」なる看板を掲げていた。ホステス・神谷文子との関係で悩んでいた川上は、その書道教室に通い始めるのだが……。